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UPDATE|2023/07/24

EXIT・りんたろー。、人の外見への言及について議論「褒めたいけど『魅力的』と伝えづらい」

EXIT・りんたろー。 (C)Abema TV, Inc.

平日夜9時より、ニュース番組『ABEMA Prime』が生放送されている。20日(木)の放送では、米・ニューヨーク州が差別を禁止する対象に、「身長」と「体重」の項目を追加したことを紹介。身長によって生じる“生きづらさ”について、骨延長手術で9センチ伸ばした男性と、高身長の女性に話を聞いた。

【写真】「否定したら不快にさせてしまうかも」と述べる兼近大樹【5点】

およそ1000万円を投じた手術で、167センチから176センチとなった美容歯科医の黒神ヤマトさんは、「小学生の頃から『身長が低い』という理由で、鬼ごっこで鬼役をやらされたり、デカい人から理不尽に殴られたりしていた」とコンプレックスを吐露。手術の具体的な内容として、「骨を1度切断して、骨と骨の間を広げ、その隙間から新たな骨が形成されていき、結果として身長が伸びる」と説明。その上で、「手術前はめちゃくちゃ怖かった。リスクは承知の上だったが、リハビリ中はとんでもなく痛かった」と振り返った。

「人生は変わった?」と問われると、「180度変わりました。周りの景色が変わったのはもちろんのこと、人の態度が変わった。特に女性から声を掛けられることが増えた」と応じた。

黒神さんの経験を踏まえて、番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITのりんたろー。は、「小さい頃から感じてきた嫌な思いやコンプレックスが解消できたことによって、自分のマインドが変わり、言動や表情にも変化が生じたことも、周囲の態度が変わった理由だと思う」とコメント。

また、身長183センチのイベントコンパニオンの高梨眞希さんは、「初対面の時は、まずは身長の話から入る。知らない人からも『日本人ですか?』と聞かれたり、影でヒソヒソ言われたりする。人から身長のことに触れられない日はないし、注目を浴びることがストレスになることもある」「洋服の丈の長さに比例して、ウエストも大きくなるから、サイズが合う服がなかなかない。フルレングスの服を持っていなく、年中ショートパンツで過ごしている」と、日常生活の難しさを告白。

一方で、「良い意味でも、悪い意味でも、人から覚えてもらいやすい。自分の中では、悪いことばかりではなく、良かったことを考えるようにしている」と話した。さらに、「パートナーにも高身長を求める?」と質問すると、「『自分よりも身長が高い人が良いんじゃないの?』とよく言われるけど、そんなことはない。自分が身長で判断されてきたから、相手をそういう目で見たくない」と話した。

2人の話を受けて、りんたろー。は「僕は『魅力的だな』と思ったら、それを相手に伝えたいタイプで、これまでは素直に伝えていた。だけど、最近は『もしかしたら嫌な思いをされているのかも?』と思い、褒めるのが難しくなった。」と“声を掛ける側”の視点からコメント。

一方で、相方の兼近大樹は「芸能界の仕事をやっていると、体型に敏感な人が多いと感じる。だから、『痩せてるね』と言われたら、僕の気持ちは置いておいて、『ありがとうございます』と言わなきゃいけない雰囲気がある。なぜなら、もし僕が『痩せているのがコンプレックスなんです』と言ったら、『嫌味?』と不快にさせてしまうことがあるから。日々、難しいと思ってます」と“声を掛けられる側”の苦悩を明かした。

EXITの2人に対し、高梨さんは「見た目でパッとわかるからこそ、相手に伝えやすい身体的特徴は、その人のストレスになっている可能性があると身をもって体感している。良かれと思って言っていることは理解しているが、私は一歩引いて考えてから相手に声を掛けるようにしている」と伝えた。

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