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UPDATE|2023/08/04

NGT48 中井りか、「メンバーと衝突することもあった」破天荒で真っ直ぐなアイドル道

中井りか 撮影/田中健児

2015年にNGT48の一期生としてグループに加入し、1stシングル『青春時計』ではセンターを務めた中井りか。歯に衣着せぬ言動で「毒舌キャラ」「炎上系アイドル」の一面とガーリーな世界観のSNSなどギャップが話題を呼び、グループの看板的存在でもあった彼女が8月5日のコンサートをもって卒業する。今回、そんな中井りかに卒業前の気持ちを聞いた。

【別カット】ガーリーなルックスが魅力的、中井りか 撮り下ろしカット

──中井さんはこの夏でNGT48を卒業。インスタグラムには卒業を決断した経緯について「アイドルになってやりたかったことはすべてやり切ってきた」「もう思い残すことはない」と綴られていました。

中井 はい、ただ“なりたかったアイドル像”とは程遠いんですけどね(笑)。私はもともとみるきーさん(渡辺美優紀=元NMB48)に憧れていて、可愛らしいアイドルになりたくて、自分で「釣り師」と言っていました。でも自分はそっちじゃないなと気付いてからは、誰かの背中を追うのではなく自分なりのアイドル像を見つけながらここまでやってきました。

──「自分はそっちじゃない」と気付いたきっかけは?

中井 やっぱりSHOWROOM(ライブ配信)かな。素でしゃべっていると、いつの間にかトークがオモロい方向に進んじゃうんですよ。そこで「釣り師を目指していたはずなのになんか変だな。私、もしかしたら釣り師じゃないのかも?」って思い始めて(笑)。でも、オモロいほうがコメントのウケもいいんですよね。

だったらいっそ全部さらけ出したほうがいいかな、って。そのほうがファンの方もついてきてくれそうな手応えがあったし、自分も素に近いほうが今後やりやすいだろうなと思って、そこから今の自分が出来上がっていきました。

──そしてNGT48で約8年間活動。振り返ってみて率直な感想は?

中井 右も左も分からないまま東京に来て帯の番組が始まったり、怒涛の8年間だったと思います。NGT48メンバーとはずっとつかず離れずというか、自分は「輪の外から見ている」みたいなところがあったので、そこはもっとうまくできたかなとは思うんですけど……。でもこの8年で自分を成長させてもらえる人たちに出会えたし、いろんなことに気付けた8年間でした。それなりに私も人間になることができました(笑)。
AUTHOR

左藤 豊


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