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UPDATE|2023/08/05

山本彩がバンドと共にライブハウスツアーを完走、最新曲からカバー曲までギターをかき鳴らして熱唱

山本彩 撮影/半田安政



最後のMCパートでは、「1曲1曲噛み締めて歌わせてもらっています」とここまでのライブを振り返りつつ、「しっとりとした曲が続いたので…もうひと暴れするかい?まだいけるか?東京!」と客席を煽って、『JOKER』からラストスパート開始。次の『Weeeekend』では、ステージ前方エリアへ。サビのフレーズ「♪HAPPY HAPPY Party Boy~」のコール&レスポンスで、会場には更なる一体感が生まれる。この曲の間奏では、メンバー紹介で各パートソロも披露され、ここでライブのピークを迎えたかと思いきや、続く『TRUE BLUE』では「ハイ!ハイ!」とかけ声が上がり、会場のボルテージはさらに上がってゆく。

そして、「ホンマにありがとう」と語り、最後の曲『ドラマチックに乾杯』へ。タオルを回しながらステージ前方エリアや左右のお立ち台へと移動しながら歌う山本に、会場のファンも全力でタオルが振り回して声援を送る。まさに、最後の1曲に相応しいこの日一番の一体感をもってライブ本編は終了した。

そして、アンコール。本編の白の衣装から一転、このツアーでたびたび話題に上がっていたY2Kファッションで登場した山本。「30代も頑張っていきたい。長い旅に、長いマラソンにこれからもついて来て欲しい」と語ると、会場からはひと際大きな拍手と歓声が上がる。

アンコールの1曲目は、そんな思いを語った後にピッタリな『yonder』。多幸感溢れる雰囲気の中、2曲目『Are You Ready?』では、山本もバンドメンバーもステージをところ狭しと動き回りながらパフォーマンス。会場からは「オー!オー!オー!」という歌声も響き渡り、今回のツアーを通じて生まれたバンドの絆、ファンとの絆を強く感じられる形でアンコールも終了。記念撮影や動画撮影を行い、ファイナルもこれにて無事終了かと思ったのも束の間、会場からは「彩!」コールが鳴り止まず、予定外のダブルアンコールへと突入。再び『Bring it on』でもうひと盛り上がりして、ファイナル公演は終了した。まさに15本のツアーの集大成とも言うべき熱く濃いライブとなった。

山本はこの全国ツアー中に誕生日を迎えて、30歳になった。アーティスト、シンガーソングライターとして輝きを放ち続ける山本の次なるステージがますます楽しみになる、そんな内容のツアーファイナルだったのではないだろうか。今回のライブの会場にセットされていたカメラは16台。期間限定だがまだアーカイブ配信でも観られる。是非とも改めてこのツアーファイナルの熱気と一体感を感じてみて欲しい。

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AUTHOR

南 喜一


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