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UPDATE|2023/08/15

いぎなり東北産、グループ結成8周年記念イベントで大はしゃぎ「一歩ずつ前に進んでいけたら」

いぎなり東北産



「みなさんと8周年を迎えられてとても嬉しいです。東北産は、みんな別の夢を追って東北産に入っているから、かれんは大好きな東北産の形がいつか壊れることを覚悟して東北産をやっていた部分がありました。なので、まさか8年目を一緒に迎えることができるのがすごい感慨深いです。でも時間を重ねていくと、みんな、できなかったこととか、いろんなものを蹴散らして断ち切って東北産をやってきたんですが、続けていくうちにやっていてよかったなって。そんな話をこの間、深夜配信でも話してたんです。

でも、東北産への自分の愛が重いんだって考えていたら、実はメンバーみんなも同じことを考えていて。それがすごい嬉しかった。……8年やってきて、なんか、今までいろんなことがあったけど、やっていくうちにすべてがひっくり返って、やっててよかったなって思える瞬間が来るんだ、って思ったし。この先も、今年はパシフィコ横浜もあるし、その先には武道館もあるはずなので」

ラストスパートを前にした最後のMCコーナーでは、リーダーの橘花怜が、大きな瞳を潤ませて声を震わせながら、あらためて今の想いを伝える。するとそこに、葉月結菜がサラリと橘への想いを加える。

「かれんはずっと“自分の愛が重い”って言ってるけど、かれんがずっと8年間、東北産を始めた時からアイドルとしての夢を追っていて、ブレたことがなかったじゃん? “いぎなり東北産としてずっと一緒にいたい”っていう。かれんのブレない背中をずっとうちらは見てきたから、東北産は8年も続いているんだよ。かれんが重かったんじゃなくて、かれんがここまでブレないでいてくれたからこそ、うちらはここにいるんだよ」

藤谷美海も思わず「すごいコメント……」と驚嘆してしまうほどの葉月からのストレートな言葉を受けて、橘は思わず両手で顔を覆ってしまうほどの大号泣。そして「これからも私たちの生涯をかけて、みなさんに愛を届けていきたい」と言葉を結んだ。

ラストパートは、「青春修学旅行」「NIWAKA」「伊達サンバ」「天下一品〜みちのく革命〜」(およびアンコールの「うぢらとおめだつ」)と、アゲ曲を立て続けにこれでもかと並べて、5台の放水銃もフル稼働させてのずぶ濡れのステージを展開。水量の勢いを上手く制御できずに客席の一角に集中放水してしまう場面も随所で見られて、服が濡れるとかいうレベルではなく、客席の様子を例えるなら、傘をさすことが許されないゲリラ豪雨のよう。

「久しぶりの自分たちのイベントでこんなに自由にやれた」とメンバーも満足気だったいぎなり東北産『末広がり8周年祭』は、「曲が終わるのがあと少し遅かったら確実に溺れていた……」と思った人も絶対いるであろうびしょ濡れのままいろんなものが振り切れてしまったオーディエンスに囲まれながら、熱狂と興奮の大団円を迎えた。

「これからもみんなと一緒に、一歩ずつですが前に進んでいけたらいいなと思っています。武道館もひとつの目標ですが、その先まで目指していけるようにこれからも頑張っていきたいと思います。いつも応援してくれてありがとう。これからもみんなにたくさんの景色を見せるね。これからも一緒に楽しい思い出作ろうね。ということで、以上、うぢらみちのくのスターダスト!いぎなり東北産でがんした!ありがとうございました!!」

12月29日には、グループ史上最大規模となるパシフィコ横浜国立大ホールにて『いぎなり東北産 2023年大一番ライブ 〜いぎなり伝説への幕開け〜』に挑戦するいぎなり東北産 。今後の活躍から目が離せない。

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CREDIT

取材・写真・文:Yosuke TSUJI


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