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UPDATE|2023/08/19

『最高の教師』が鮮明にする“謝罪の違和感”、「お騒がせして申し訳ありません」は必要か?

土曜ドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に□された」公式サイトより

8月12日(土)に『最高の教師 1年後、私は生徒に□された』(日本テレビ系)の5話が放送。現代社会の謝罪について考え直したくなる内容だった。

【関連写真】ドラマでは教師役を演じる松岡茉優が"推し"の鞘師里保と共演

5話では、九条里奈(松岡茉優)が勤務する鳳来高校が文化祭に向けて準備する生徒達の様子が描かれる。里奈は体育館で行われるダンス大会の責任者として瑞奈ニカ(詩羽)を指名。瑞奈はプロのミュージシャンとして活動しており、学校外では高い人気を得ている。その一方で、学校内ではその人気に対する嫉妬だけでなく、また瑞奈自身が個性的な性格のために「変わっている」「調子に乗っている」といった視線を向けられており、クラスに馴染めているとは言い難い。

実際、ダンス部に所属する生田やよい(莉子)から「有名人風吹かせて、私達の青春をぶち壊すのだけはやめてね」となかなか厳しい言葉をぶつけられるなど、瑞奈も当初責任者になることに否定的だった。それでも、里奈や里奈の友達・智美(森田望智)から説得を受けて快諾。それからはクラスメイトと仲良く文化祭に向かって準備を進めていた矢先、文化祭の8日前に何者かの手によって文化祭の準備物を壊されてしまう。

この事態にクラスメイトは「有名人である瑞奈が文化祭に関わったことで襲撃されたのでは?」と考えており、それは瑞奈自身も同様。教室を飛び出して「私がこの学校の生徒だからこんなことが起きちゃった」と罪悪感を口にする。しかし、里奈に背中を押されて再び教室に戻ると、生田から「まず、謝罪はないんですか?」と糾弾される。
AUTHOR

望月 悠木


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