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UPDATE|2023/08/25

マイペースなのに芯がある…芸人から憧れられる芸人・おぎやはぎの凄み

おぎやはぎ



また、大御所を相手にしてもおぎやはぎはらしさを失わない。

思い返すと、とんねるずとの絡み方は絶妙だった。2018年まで放送されていた『とんねるずのみなさんのおかげでした』では、おぎやはぎはサブキャストとしてバナナマンや有吉弘行といったメンバーとともに活躍。圧倒的なカリスマとして知られるとんねるず相手にもおぎやはぎの2人は物怖じすることなく接し、とりわけ小木は石橋相手にも番組内でバシバシ突っ込んでいた。

さらに、番組の裏でも小木は変わらないと矢作は明かす。主に木曜日にあった番組の収録後、度々石橋から飲みの誘いを受けていた2人。ラジオ番組を理由に断っていた矢作だが、あるとき金曜日に誘いを受け承諾。しかし、小木は違った。

「(石橋が)『小木もたまには来る?』って聞いたら、『行くわけねえだろ』って(笑)。タカさんが『なんでだよ!』って言ったら、小木が『行ったって面白くねえだろ』って返してて。裏でちゃんと言って二度と誘われなくなる小木のすごさ。それでも嫌われないからね」

小木はこのエピソードを受けて「一か八かだよ」と照れ隠ししたが、このバランス感覚こそおぎやはぎのすごみにほかならない。

なぜおぎやはぎが多くの芸人から憧れられるのか、『あちこちオードリー』からその理由が垣間見えた気がした。

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まっつ


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