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UPDATE|2023/09/04

『千鳥の鬼レンチャン』でバズった“池ちゃん”ことSTU48池田裕楽「歌う前はとんこつスープを飲む」

池ちゃんことSTU48池田裕楽(C)STU


2019年にSTU48に加入した時も『私には個性がない』と悩んでいて、せめて髪型で覚えてもらおうと思って最初ずっとボブにしていたぐらいなんです。その後、16歳の時に『第3回 AKB48グループ歌唱力No.1決定戦』(20年)で優勝したことで「私の武器は歌なんだ」と初めて自覚し、「歌でもっと頑張りたい。“池田裕楽といえば歌”というのを確立したい」と思うようになりました。第3回大会をきっかけに、歌に本気で向き合って真剣に練習するようになった感じです」

 “池ちゃん”流の歌唱練習法は、「とにかく真似をすること」。好きなアイドルやアーティストの歌唱法を真似し、自分の中に取り入れているそうだ。

「例えば私はSTU48の研究生時代、AKB48さんの『Bird』という曲を歌うことになったんですけど、原曲を歌っている高橋みなみさんの歌い方を頑張って真似していました。何度も何度も聴いて、『ここは強く歌う。ここはかっこよく歌う。ここはしゃくる』といったところまで細かく研究して表現を真似して。いろんな方のいいところを盗み、自分のものにしていくという作業をしています」

現在、アイドルグループ・STU48の一員として活動する池田。最近は個人でテレビ番組に出演する機会が増えたことで多くの出会いがあったという。中でも、数々のアイドル衣装を手掛ける“オサレカンパニー”のデザイナーであり、元AKB48グループ総支配人でもある茅野しのぶとの出会いは、池田の将来に大きな希望を与えた。

「自分はSTU48にいるから今いろんな経験ができているけど、1人でやっていけるほどの力はない――ずっとそんなふうに考えていて、将来芸能界で活動する未来はまったく考えていませんでした。でもつい最近茅野しのぶさんに初めてお会いする機会があり、歌や声をすごく褒めていただいたんです。

とはいえ私は自信がなく、そのことを正直に伝えたら『もっと自分に期待をしたほうがいい』と言っていただきました。自信があるとかないとかじゃない、なりたいものがあるんだったら諦めずに頑張ったほうがいい、と。そんなお言葉をいただいて、一気に前向きな気持ちになれました。
AUTHOR

左藤 豊


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