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UPDATE|2023/09/02

『ノッキンオン・ロックドドア』"不可解”専門探偵・西畑大吾の繊細な演技が話題に、そのルーツを探る

毎週土曜日よる11時から放送中のドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系)

毎週土曜日よる11時より放送中のドラマ『ノッキンオン・ロックドドア』(テレビ朝日系)に出演中の、なにわ男子・西畑大吾。本作では、SixTONESの松村北斗とともに、事件の謎を追う探偵役を演じている。

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松村演じる御殿場倒理(ごてんば・とうり)はマイペースで傍若無人な探偵といった役どころ。それに対して西畑演じる形無氷雨(かたなし・ひさめ)は常識的な性格で、通称「地味眼鏡」と呼ばれている。

同作では倒理が謎解きの主導権を握っているが、氷雨の鋭い着眼点や、理論では解明できない人の”心の闇”を読み取る力なしには、事件の解決は不可能といっても過言ではない。そんな氷雨を演じる西畑の演技には目を見張るものがある。

実際にSNSでも、西畑大吾の演技について「西畑大吾の目の演技がすごい」「西畑大吾の演技に感心した」「西畑大吾演技上手いなあ」など、演技を絶賛する声が多数上がっている。

西畑の演技力の凄さとは、一体どこにあるのか。本稿では西畑大吾が過去に演じた作品とともに、彼の演技力の凄さについて理解を深めたい。

 なにわ男子のメンバー全員が主演を務めた『メンズ校』(テレビ東京)で西畑は、成績優秀でクールな秀才、かつ女子好きのむっつりスケベな男子高校生・野上を好演。仲間を引っ張っていくリーダー的存在で、友人の変化や学校内の些細な異変にいち早く気付く慧眼の持ち主という役どころであった。

 6月17日に放送された『世にも奇妙な物語’23 夏の特別編』(フジテレビ)では、西畑が初出演にして初の主演を飾ったことも記憶に新しい。全部で4つある短編ドラマのうち、西畑が出演したのは「虹」というエピソード。1人の少女と運命的な出会いを果たす青年・拓也を演じた。

「虹」が他のエピソードと大きく異なるのは、ほとんどセリフがないということ。登場人物は最低限の会話しかせず、物語は西畑の表情や動作がリードする形で進められていく。西畑自身はこのような役どころについて、「拓也はセリフというより表情や一つ一つの動作で丁寧に見せていかないといけない役」「(演じてみて)すごく難しかったです」と話している。

しかし西畑はこのような難しい役を、見事モノにしたといえるのではないだろうか。プロデューサーの中村亮太氏は、「拓也としての繊細な表情を見せてくれた」と話しており、SNSでも「西畑大吾くんの表情のみの演技いいね」「表情だけで嬉しさ・悲しさ・楽しさ全部伝わった」と、表情の演技に絶賛の声が集まっていた。
AUTHOR

鳥羽 竜世


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