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UPDATE|2023/10/06

#りんたろー逮捕へ がトレンド入り、EXITと考える”ギャグの境界線”「SNSではお笑いが成立しない」

(C)AbemaTV,Inc.

平日夜9時より生放送されているニュース番組『ABEMA Prime』の5日(木)の放送では、ワインの消費量が世界的に減っていることやSNSでの「ネタ投稿」の是非について議論した。

【写真】ワイン飲み比べに挑戦するEXIT・兼近大樹、ほか番組カット【5点】

番組MCを務めるお笑いコンビ・EXITの兼近大樹は「前は『年上の人たちがワインを嗜んでいるから、いつかは俺もそうなりたい』『みんなが“高いワインは良い”と言っているから、飲んでみたい』と漠然と憧れていたけど、価値観が“自分基準”になり『俺は飲まなくてもいいや』『みんなが良いと言っているものが俺に合うとは限らない』と思えるようになったのが大きいと思う」と、若い人たちの心理を分析した。

番組では1本10万円と2750円のワインを用意し、どちらが高級かを飲み比べる“格付けテスト”を実施。ワイン好きの出演者が「香りだけでわかる」と断言する中、“お酒を飲まない”と公言する兼近は「スパイスっぽい香りがする。アルコール感も強くて、奥深さがある」「こっちは果実感があって、酸っぱさがある」と、意外にも深い推察を披露。

その上で、「味が美味しく感じて、僕でもいっぱい飲める」という理由で選んだワインは、残念ながら2750円のもの。一方で、日頃からワインを嗜むりんたろー。は「2750円の方は味が薄い」と判別に見事成功。ワイン愛好家の出演者の「舌の上で転がしてから飲み込むと果実感が現われる。その後にハーブの香りなど複雑な香りがしてくるので、それを楽しむといい」という教えを真剣に聞く場面もあった。

また、番組では、SNSで「ネタ投稿」が炎上してしまった事例を紹介。許されない冗談やギャグの境界線を考えた。りんたろー。は、バラエティ番組のプレゼント企画で、共演した芸人が応募キーワードを「#りんたろー逮捕へ」にしたところ、その言葉だけがネットで一人歩きし、物議を醸したことを反省。

「番組上のノリなので、見ていた人には受け入れてもらえると思っていた。結果的には、番組を見ていない人のところまで拡散されて、パートナーの親からは心配の連絡をもらってしまった」と苦笑いを浮かべた。

続けて、「ウケを狙った文章を思いついても、『どの角度から見ても問題ない内容だろうか?』と投稿画面を15分くらい眺めるようにしている。この行為は、めちゃくちゃオモんないですよね(笑)。SNSに投稿することにはメリットがあるのか?実はリスクしかないんじゃないか?と思う時がある」と話した。

兼近は「リアルの世界で面白いことを言おうとした場合、相手が冗談やフィクションだと理解していなかったら、すぐに誤解を解くことができるが、SNS上では相手の顔色を窺うことができない。双方がフェアな関係ではないから、SNSではお笑いが成立しないと思っている」とコメント。

ネタ投稿へ批判が起こる理由として、ITジャーナリストのゲストは「SNSで情報を検索する人が増えたことによって、ネタ投稿のせいで正しい情報にたどり着けないという苛立ちがあるのでは?また、正義感の強い人が増えていることに加えて、コロナ禍でデマが増えたことにより『ネット上でもウソをついてはいけない』という認識が広がったように思う」と解説した。

これに兼近は「正義感をぶん回す暇があったら、今困っている人を助ける熱量に換えてください」と“兼近節”で呼びかけた。

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