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UPDATE|2024/01/20

ゴールデン帯初ヒロインの岡崎紗絵『アイのない恋人たち』は飛躍の作品となるか?

1月21日(日)にスタートする『アイのない恋人たち』(番組公式Xより)


他方、岡崎がまったく違う表情を見せた作品もある。木村拓哉主演の「教場」シリーズ第2段であるスペシャルドラマ『教場II』(2021)で演じた伊佐木陶子だ。 警察官を目指す警察学校が舞台になっているため、真剣に訓練や授業に臨む眼差しは他では見られない部分だ。

伊佐木は誰にでも人当たりの良い優等生に見えながら、警察一家の家庭に生まれたことに悩み、さらに同じ教場で学ぶ杣(Snow Man目黒蓮)との関係など、伊佐木が持つ苦労や戸惑いを細かく、繊細に表現した。

岡崎のこれまでの出演作を振り返っても、『教場II』は異色の役柄を演じていたと言えるだろう。スペシャルドラマながら質もよく、岡崎をはじめ生徒役のキャストが準備に勤しんだことがうかがえる作品だ。

新ドラマ『アイのない恋人たち』は主演の福士蒼汰や岡崎のほかに、本郷奏多、成海璃子、前田公輝、深川麻衣、佐々木希ら実力を持った俳優たちが揃う。脚本家・遊川和彦のオリジナル作品で、「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」訳ありなアラサー男女7人の物語。

これまで岡崎は、仕事に邁進し、恋にも奮闘するなど、自身と近い世代の等身大の女性を演じることが多かった。いずれもファッションモデル出身の岡崎ならではのスタイルや、その華やかさを活かしたキャラクターが多かったように思う。

『アイのない恋人たち』で演じるキャラクターは、丸メガネに化粧っ気のない、恋愛経験のない女性だ。これまでとは違う岡崎紗絵の演技が見られるに違いない。

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AUTHOR

鳥羽 竜世


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