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UPDATE|2024/02/03

『相棒』で懐かしの姿も……役者業復帰を熱望される平宮博重氏、「成宮寛貴」時代の活躍を振り返る

平宮博重氏のインスタグラム(@hiroshige_narimiya)より



そんな「成宮寛貴」が演じてきた治安が悪い系男子で、とくに印象的だったのは、なんといってもドラマ『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)で演じた「J」と名乗る男性だ。何を考えているかわからない危険なテロリストの首謀者を、狂気的とも言える怪演で表現していた。リボルバーを自身の口に咥えて何度も引き金を引き、部屋中に笑い声を響かせるあのシーンを、今も鮮明に覚えているというファンは多いのではないだろうか。

一方で平宮氏はダークな役柄だけでなく、『相棒』シリーズの甲斐享のような、どちらかと言えば光属性な好青年も演じていた。演技の幅が広く、器用なところも強みだと言えるが、その裏にはストイックな役作りがあったという。

たとえば2016年放送のドラマ『大奥』(フジテレビ系)に出演した際は、壮年期と青年期の両方の徳川家斉を演じるために、1週間で約7kgもの減量を行ったのだとか。またイケメン俳優として活躍していたにもかかわらず、テレビ朝日系のスペシャルドラマ『妻と飛んだ特攻兵』では坊主になることも厭わなかった。さらにドラマ『イノセント・ラヴ』(フジテレビ系)では、繊細な男性である瀬川昴を演じるために、普段の洋服や下着から変えていったという逸話も。その甘いマスクとは裏腹に、役を演じるためなら泥臭い努力も怠らない俳優だった。

そんな平宮氏も現在は41歳であり、俳優であれば渋い役どころも回ってくる年齢に差し掛かっている。もし役者業に復帰したら、どんな演技を見せてくれるのか……。「成宮寛貴」が見せてくれる夢は、今でも決して色褪せていない。

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