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UPDATE|2024/02/01

『ブギウギ』新しい命の誕生と死にゆく愛助、美しくかつ残酷に描かれた”生と死”の交差

スズ子と愛助の家・表にて。愛助からのハガキを読む福来スズ子(趣里)。写真◎NHK

趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第85回が1日(木)に放送され、スズ子(趣里)は無事に女の子を出産。ちょうどその時、大阪からの”知らせ”が入り「朝から泣いた」「仕事前にボロボロ…」と視聴者も涙するほど苦しい展開となった。

【写真】『ブギウギ』第85回場面カット【5点】

いつものように愛助(水上恒司)からのハガキを受け取ったスズ子。「予定日には絶対に戻るつもりです」そんな文面を書きつつも、愛助の病状は悪いまま。自分はもう助からないのだろうと感じ、「僕は、お母ちゃんの子でほんま良かったわ」と声を振り絞るようにトミ(小雪)に感謝を伝える。

命の終わりを悟りながらも「僕はスズ子さんと結婚するで」と言う愛助に、トミは涙をこらえきれない。「あんたが病気治したら、お母ちゃん何でも言うこと聞いたるわ」「せやから、治して」この時ばかりは、村山を背負い気を張っていたトミの姿はなく、一人の母として愛助の頬をそっと包み込んだ。

一方、夕飯を食べようとていたスズ子に陣痛がやって来た。矢崎(三浦誠己)から、愛助が危篤だと知らされた山下(近藤芳正)と坂口(黒田有)はスズ子の家に向かっており、陣痛に苦しむスズ子に気づく。二人は愛助のことはひとまず知らせず、スズ子を病院へと連れて行った。

新しい命のために踏ん張るスズ子と、最後の力を振り絞ってスズ子に手紙を書く愛助。スズ子はついに女の子を出産し、坂口はすぐさま矢崎に連絡を入れる。しかし、電話口で矢崎は力なく座り込み、坂口も呆然として言葉が出ない。異変に気付いた山下が「まさか…」と呟き、愛助の死を受け止めざるを得ないエンディングとなった。

視聴者からは「なんて残酷なんだろう」「ほんの少しでもわが子に会わせてあげたかった」「愛助の無念と死にゆく子を見守る母の気持ちを思って涙が溢れた」「ここからのスズ子や皆を思うとツラい…。」など悲しみの声が相次ぎ、それぞれが自分の大切な人や生と死について考えさせられる回となった。

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