FOLLOW US

UPDATE|2024/03/28

保育士から転身、紅羽りお「グラビアを通してコンプレックスだったウエストが好きに」

撮影/松山勇樹

透明感のあるルックスと、均整の取れたスレンダーボディーを活かしたコスプレに定評のある人気コスプレイヤーの紅羽りお。キャラクターコスプレ、オリジナルコスプレ、制服、競泳水着など、様々な衣装を見事に着こなし、Xのフォロワー数は23万人を超える。“女子大生コスプレイヤー”から保育士を経て、現在はマンガ誌のグラビアを飾るなど、着実に活動の場を広げている彼女の軌跡に迫る。(前後編の後編)

【写真】スレンダーなスタイルでグラビアでも活躍、紅羽りおの撮り下ろしカット【12点】

大学卒業後は就職して保育士となり、勤め先の園長先生に許可を取って、週末だけコスプレ活動を継続、撮影会にも月1回ペースで参加していた。

「保育士をやっていた期間は2年間です。その間にSNSのDMで今も提携している事務所さんから連絡があって、雑誌グラビアのお話をいただいたんです。さすがに雑誌のお仕事は、ちゃんと筋を通さないとダメだと思って園長先生にお話しして、退職させていただくことになりました」

退職届を出してから、意識してコスプレ・グラビア界隈に友達を作ろうと心に決めた。

「その前から仲の良い子はいましたが、プライベートからお仕事の話までできる友達がいなかったんです。事務所と業務提携はしているとはいえ、フリーで活動していくにあたって腹を割って話せる友達が必要だなと思ったんです。今はそういう友達もできて、お互いに情報交換をしています。特に三橋くんと鳴上なごねちゃんの二人とは仲良しで、月に2,3回は会ってお食事や旅行に行ったり、自撮り会を開いたりしています。自撮り会は自分たちでスタジオを借りて、お互いの衣装を持ち寄って、ファンティアなどに載せる写真を自撮りするんです」

実家暮らしだったので、生活費は撮影会のギャラで賄い、保育士の給料は全て貯金に回していた。

「2年間働いたので、2年間は無職でもいけるかなと思って。園長先生には『お金がなくなったら、また戻ってきます』とお願いして辞めました。このお仕事一本に絞ったからと言って、やりたいことをやっているのは今も昔も自分の中では変わりません。コスプレを始めた頃は、撮られること以上にコスプレの格好をして友達とワイワイするのが楽しくて。

初期は男装がメインでしたが、自分の顔立ちだと推しのコスプレをしたときにかっこよくないなと強く感じて、自分の中で男装ができなくなりました。まだ女の子のキャラクターのほうがやりやすいからと、女の子のコスプレに移行して、その延長でグラビアのお仕事もやるようになっていますが、どれも好きだからやっていることです」

この一年で『ヤングアニマル』、『ヤングドラゴンエイジ』、『ヤングチャンピオン』など、次々とマンガ誌のグラビアを飾った。コスプレではなく、グラビアをきっかけに存在を知ってくれるファンも増えている。
AUTHOR

猪口 貴裕


RECOMMENDED おすすめの記事