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UPDATE|2020/03/04

美しき怪演女優・玉城ティナ 「いつも役に入るスイッチを探してる」

玉城ティナ 撮影/松山勇樹

2012年の「ミスiD2013年グランプリ」で芸能界デビューし、2014年からは女優としても活躍の場を拡げている玉城ティナ。昨年は映画『Diner ダイナー』『惡の華』『地獄少女』と数々の映画に出演し、その神秘的で高潔なムードと確かな演技力をもって、第44回報知映画祭新人賞受賞など高い評価を受けた。


今や若手女優では最大の注目を浴びる玉城が、3月5日(木)より放送、6日(金)より配信の『そして、ユリコは一人になった』(U-NEXT/カンテレ)で、主演。第18回『このミステリーがすごい!』大賞のU-NEXT・カンテレ賞を受賞した貴戸湊太の原作。

玉城が演じる嶋倉美月が通う百合ヶ原高校には「ユリコ様」伝説が語り継がれていた。学園の女王「ユリコ様」になれるのはたった1人、学内に複数「ユリコ」がいる場合、女王以外はすべて淘汰されるというおぞましき伝説に、親友の矢坂百合子を守るため、天才女子高生・美月が挑む。このミステリアスな物語の主役を演じる彼女に意気込みを聞いた。

     *     *     *

──今回の『そして、ユリコは一人になった』のオファーを受けた際、まず率直に何を思いましたか。

玉城 一体どんな話なのか、興味津々で脚本を読み始めましたが、回を重ねるごとにお話に引き込まれていきました。最初にオファーをいただいたときは、7話までの脚本しかなくて、最終回の8話を衣装合わせの際に読むことができたんですが、そこで初めて「私が演じる美月って、こういう女の子だったんだ!」という驚きと、納得がいく感じの両方があって、面白かったです。

──では最終話でいろいろな謎が解ける仕掛けだと。原作者の貴戸湊太さんにはお会いしましたか?

玉城 はい、貴戸先生はロケ現場の秩父まで来てくださって、その時に「美月にぴったりです」というお言葉をいただけて、それを意識しながら撮影を続けました。

──玉城さんは美月というキャラクターをどのように演じて行こうと思われましたか?

玉城 美月は一言では言い表せない、裏も表もありそうな人物ですね。人を見透かしているようなところもあるし、同級生の中でも一目置かれているような存在。美月自身も、自分を特別だと思っている部分があったり、いろいろな側面を持っている、とても魅力的な女の子です。私もそういう風に演じたいなと思いました。

──美月はミステリアスな雰囲気がありますが、ご自身と近い部分はありますか?

玉城 私は美月ほど一匹狼ではないですが(笑)、一人でいることは好きですし、私もよく「何を考えているか分からない」と言われるんです。でも、本人からしたら何も考えてないんですよ(笑)。見た目がそう思わせるだけなんでしょうね。

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