──そもそも出会いが欲しくて3回目のダイエットを始めたんですよね。
西野 それが思っていたほど飲みに行く機会もないし、急に太ったからモテもしなくて、「もういいや」って諦めていたんですよ。ただ2020年1月に成人式があると。「デブで振袖を着たらマジに終わる」と思ったんですよ。6年ぶりぐらいに会う同級生に「テレビ出てるのに、こんな太ってるんだ」って思われちゃうし、初恋の人にも超久しぶりに会うし、成人式でバリモテたかったんです。そしたら、ちょうど12月1日に「サマー・スタイル・アワード2019」があるということで、それに出るしかないなと。
──いつも良いタイミングで「サマー・スタイル・アワード」が開催されますね(笑)。
西野 成人式まで1カ月以上あるので、そのまま体型をキープするという課題はあったんですけど、とりあえず1回は痩せるしかないなと。
──2度目の大会挑戦しようと思った2カ月前は過去最高体重で56キロあったとか。
西野 そうなんですよ。スタートが過去にないぐらいデブ過ぎて間に合わないと思ったんですけど、その焦りのおかげで食べ物をセーブできて、1カ月で5キロぐらい痩せたんです。そこから停滞した時期もあったんですけど、最終的には47、8キロで大会を迎えました。もうちょっと絞りたかったんですけど、筋肉量も増えたので、それぐらいが限界でした。ただものすごく頑張ったので、優勝はできなかったですけど前大会よりもダイエットという点で悔いはなかったです。
──4回目のダイエットで一番しんどかったことは何ですか?
西野 停滞ですね。前回は51キロから45キロまで落としたので、わりとスムーズにいけたんです。ただ今回はスタートが56キロだったので、51キロまで落としてから停滞して、食べてないのに落ちないんですよ。心もめげそうだったし、ストレスも溜まっていくしで辛かったですね。そこで取り入れたのが停滞を抜け出すための「ハイカーボデイ」です。
──どういうダイエット法なんですか?
西野 体が低燃費の状態になっていたので、炭水化物を一気に摂取することで、エネルギーを増やして代謝を上げて、脂肪を燃焼させるんです。一時的に体重は増えますけど、そこから2、3日で普通の食事に戻すと一気に落ちるんですよ。それを何度か繰り返しました。
──ストレス解消はどうしてたんですか?
西野 炭水化物を一気に摂ることで、ある程度は満足するんですよね。他には実家に帰って、犬と戯れたり、家族と触れ合ったり、友達とボーリングに行ったり、食べない方法でストレス解消してました。