──当時の中森明菜さんの映像もチェックしたんですか?新井 『ザ・ベストテン』や『ザ・トップテン』などの映像を幾つも観させて頂いたんですけど、毎回セットが豪華で演出も違うから楽しいんですよね。私もライブでは毎回違う楽しさを表現してみたいなと思いました。中森明菜さんに負けないようなカッコ良いパフォーマンスをしたいという刺激も受けましたね。
──80年代アイドルらしく見せるために、仕草や口調などで意識していることはありますか?新井 大好きな松田聖子さんの映像を見ていると、すごく受け答えが丁寧なんですよね。それが乗り移ったのか、この衣装を着てヘアセットをすると、意識しなくても自然と私も丁寧な受け答えになるんです(笑)。
──いろいろ80年代アイドルを聴いた中で、中森明菜さんのどこに他の80年代アイドルと違う魅力を感じますか?新井 どこから声を出しているんだろうと疑問に思うぐらい、力強くて鋭い歌声ですね。あとパフォーマンス中は決め決めなんですけど、曲が終わると「うふふ」って年相応の幼さもあって、そのギャップが可愛いです。
──MV撮影はレコーディングと一緒に行ったそうですね。新井 そうなんです。なので、いつものMVとは違ったプライベート感が出ていると思います。あとCD、DVD、アナログ盤、MV、配信と全てテイクが違うんですよ。どれもアレンジやテンポが違っていて、聴き比べる楽しさもあります。
後編に続く▽新井ひとみソロ2ndシングル『少女 A』
発売日:3月25日(水)
価格:CD +DVD盤3,000円(税抜)、CD盤1,000円(税抜)