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UPDATE|2019/03/28

ポスト安倍に急浮上 加藤勝信 総務会長ってどんな人?[19歳 井上咲楽の政治家対談]

加藤勝信 井上咲楽



井上 自民党には二世、三世の議員さんも多いですが、加藤さんが政治家になろうと思ったきっかけはなんだったんですか?

加藤 確かに私はサラリーマン家庭で育ちましたから、二世、三世ではありません。ただ、祖父が島根県の県議会で議長をやっていたんですよ。議会での姿は直接知らないのですが、議長を辞めた後にいろんな話を聞かせてくれました。だから、選挙速報の番組を夜遅くまで観ていたくらい政治に興味のある小学生で、政治の世界は身近なものでしたね。

井上 学生時代、政治に関心のある同級生っていましたか? 私は友達とそういう話をしたことがなくて。

加藤 僕らの時代は、少し上が学生運動をしていた世代なんですよね。だから、高校の頃は憲法改正みたいな大きなテーマから、身近な社会問題までけっこう議論しましたよ。もちろん、普段は彼女ができた・できない、先生がどうだこうだっていう話もしていましたけどね(笑)。

井上 ちなみに、『月刊エンタメ』はアイドル雑誌なんですが、加藤さんにとってのアイドルっていますか?

加藤 私にとっては勝海舟です。歴史を振り返ると、1つの国が国の形を保っていくことの難しさがよく分かります。国内の対立で国が割れることもあれば、他国の利益によって割れることもめずらしくない。勝海舟は明治維新の目前、まさに日本という国が割れるかどうかのときに大政奉還を実現し、江戸城を平和裏に明け渡したわけです。そういう大きい視野を持って仕事を成し遂げたことは本当にすばらしいと思います。

井上 勝海舟がアイドルってやっぱり意識が違いますね。

加藤 また、大学を卒業するときも、国のために働きたいという意識から、中央官庁に入ったんです。

井上 その後、加藤さんは選挙で2度落選されています。途中で政治家を諦めようと思ったことはなかったんですか?

加藤 当時からずっと応援してくださっている方と話をすると、「あの頃、ずいぶん心配した」と言われるんですが、当の本人はまったく挫けてなかったんですよ。いつかは当選すると信じていましたね。

CREDIT

取材・文/佐口賢作 撮影/松山勇樹


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