FOLLOW US

UPDATE|2023/02/23

秋元真夏が残したキャプテンとしての偉大な姿、乃木坂46らしさを引継いで発展させた功績

秋元真夏 卒業記念写真集『振り返れば、乃木坂』(幻冬舎)

乃木坂46の秋元真夏が2月26日に『11th YEAR BIRTHDAY LIVE』のDAY5として開催される『秋元真夏 卒業コンサート』をもってグループから卒業する。すでにブログやラジオ番組などでは卒業への思いを綴っているが、彼女が紡ぐ言葉から伝わってくるのは乃木坂46への愛とファンへの感謝。「努力、感謝、笑顔」を誰よりも体現してきたのは秋元自身ではなかったか。今回、そんな彼女のキャプテンシーを分析し、振り返る。

【関連写真】乃木坂46の活動を写真展で振り返る、秋元真夏センター曲『僕たちのサヨナラ』MV

「卒業していったメンバーが残してくれたバトンは、しっかり後輩たちが受け継いでくれているって、そのバトンを横に並んで握って一緒に走ってきた私が自信をもって言えます」と、副キャプテンであり3期生の梅澤美波や、朝ドラや大河ドラマで活躍する山下美月、久保史緒里ら後輩メンバーの成長が卒業の後押しになった。

長期的なグループにとって変化は必ず訪れる。秋元がキャプテンという立場を通して学んだのは変わらないことの大切さと変化を受け入れることの大切さだった。乃木坂46らしさという曖昧だが、核とも言えるグループの空気感を守りつつも、常に新しいグループ像を表現してきたのが乃木坂46だった。

秋元が乃木坂46の1期生として加入したが、学業の都合と父親からの反対もあり、初めてグループの活動に参加したのは4thシングル『制服のマネキン』から。そこでは活動休止を挟んだにも関わらず、八福神に選ばれた。ファンの間でも語り草となっているのが、当時八福神入りを果たしていた西野七瀬とのエピソードである。

秋元が選抜入りしたことによって、西野が3列目に下がってしまったことをきっかけに2人の間で微妙な関係が続いた。1年くらい続いた関係性が解消されたのは2014年2月に開催された『2nd YEAR BIRTHDAY LIVE』。西野が秋元に対して「真夏おかえり、一緒に頑張ろう」と発言したことでようやくわだかまりが解消し、以降は悩みも相談するほど深い関係になった。

AUTHOR

川崎 龍也


RECOMMENDED おすすめの記事