──広瀬さんは、小片さんのデビューが決まってうれしかったということは本人には伝えましたか?
広瀬 おめでとうって言おうと思って電話したけど、「ごめん。今リハ中なの」みたいな感じでした(笑)。
小片 すごい。何でも覚えているね。
広瀬 普通だよ!
──お2人は正反対なんですかね。
広瀬 そうですね。なんなら見えない部分まで逆なんですよ。私は熱いって言われることが多いんですけど、心のどこかではスッと引いて見ているときもあるんです。一方でリサちゃんはドライに見えて心はメラメラしている。でもそれは絶対に表に出さないじゃないですか。そういうところも逆だなって思います。
──昨年5月に合同コンサートツアーが開催されたときはどんなことを思いましたか?
広瀬 単独でホールツアーをやりたいとずっと言っていたので、こぶし単独ではまだ力不足なのかなって悔しい気持ちもあったんですけど、やっぱりうれしい気持ちも大きくて。このときのことはさすがのリサちゃんも覚えていると思うんですけど(笑)、決まったのがハロー!プロジェクトのコンサートで大阪に宿泊していたときだったんですよ。で、翌朝にリサちゃんに会ったとき、ワーって腕を広げてハグを求めてくれたんです。あのリサちゃんが!
──おお!
広瀬 そんなことは人生で2回目だったのでよく覚えています。
小片 確かにやりましたね。これは私も覚えているよ。
──ちなみに1回目は?
広瀬 こぶしのメジャーデビューが決まったときです。
小片 それは覚えてない。
──最高(笑)!
広瀬 ことあるごとにこの話をしているんですけど、毎回覚えていないって言われる(笑)。
──しかし小片さんがそういうリアクションをとることもあるんですね。
小片 純粋にコンサートが決まったのがうれしくて。つばきは初めての春ツアーが決定したときだったので、そのタイミングでホールにも立てるというのはすごいことだなと。そこでこぶしと一緒に、というのはうれしかったです。
──合同コンサートでは、広瀬さんと小片さんと井上玲音さんの3人でナイスガールトレイニーのナンバー『僕らの世代!』を披露しました。
小片 つばきのメンバーには今までで一番楽しそうにやっていたって言われました(笑)。そんなつもりなかったんですけど、久しぶりに歌ったので当時の気持ちが蘇ったのかな。
広瀬 マネージャーさんにこの3人で歌うんだったらどの曲がいいか聞かれたんですよ。私は『僕らの世代!』しか思い浮かばなかったです。アイドルを始めて、最初のステージで歌った曲だから。当時ずっと歌っていたこの曲を、中野サンプラザの2200人くらいの人数の前で歌うというのは想像もしてなかったので感慨深かったです。