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UPDATE|2023/06/10

『トリビアの泉』にも…田中圭・高橋一生・中村倫也…今をときめく遅咲きブレイク俳優たちの意外すぎる出演作品

中村倫也 最初の本『童詩』(ワニブックス)



業界きってのカメレオン俳優として知られる中村倫也も、長く無名時代を経験した一人。2005年公開の『七人の弔』で映画デビューを果たし、同年放送のテレビドラマ『H2~君といた日々』(TBS系)で連ドラ初出演を飾った。

そして2007年には、社会現象にもなったテレビドラマ『ライフ』(フジテレビ系)で主人公のクラスメイト・石井知典を担当。ややチャラい今どき男子の石井と打って変わり、2010年のドラマ『ヤンキー君とメガネちゃん』(TBS系)ではクラス随一の地味キャラ・松山啓介役を演じている。

いずれもメインとは言えないものの、作品にとっては重要な役回りとなることが多い。中村のバイプレーヤーぶりは、キャリアの初期から長年かけて培われたものだと言えるだろう。

そんな中村の真骨頂とも言える七変化ぶりを世に知らしめたのが、2016年放送のテレビドラマ『闇金ウシジマくん Season3』(TBS系)だ。原作の「洗脳くん」にあたるエピソードでゲスな詐欺師・神堂大道役として登場し、言葉巧みにターゲットを洗脳していく怪演ぶりは、ファンの間で語り草になっている。

実は中村自身、同シリーズのファンだったらしく、それだけにオファーが来た時には感激したそうだ。洗脳に関する書物を読みあさるなど役作りにも時間をかけ、映像化不可能といわれた「洗脳くん」を見事やり遂げた。

今ではテレビや映画に引っ張りだこの3人だが、歩んできたキャリアは実に地道なものだった。長い下積み時代があったからこそ、今の彼らがあるのだとしみじみ思う。

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