2020年から始まり、翌年に2シーズン目が放映されたドラマ「ゆるキャン△」シリーズは、俳優・大原優乃を多くの人に知ってもらうきっかけになった。
「今でもSNSなどで、役名の各務原なでしこで呼んでいただけることが多くて、多くの方々に作品が届いているんだなと実感できるのは、すごくうれしいことです。ありがたいことに各務原なでしこ=私みたいなイメージが定着して、他の現場の衣装合わせなどに行ったときに、監督から『思ったよりも普通でよかった』って言われることがあるんです(笑)。
各務原なでしこは活発な女の子ですけど、普段の私は静かなので、ギャップに驚かれることが多いですね。『ゆるキャン△』はキャンプ飯も大きなテーマだったので、同じテレビ東京さんのドラマ『女子グルメバーガー部』に呼んでいただけたのもうれしかったです」
人見知りな性格ながらも、チームでものづくりができている瞬間に、俳優としてのやりがいを感じるという。
「私はDream5の頃から一貫して、一人で前に出るよりも、誰かともの作りをしている時間が好きなんです。『また、この方とご一緒したい』という思いで頑張れていると思いますし、その方々と仕事で再会できたときに幸せを感じます。それが日々の支えになっていますね」
Dream5で苦楽を共にしたメンバーの存在も、仕事へのモチベーションに繋がっている。
「事務所の人たちから、『Dream5のメンバー同士ってライバルだよね』と言われることが多いんですが、私はずっと仲間だと思っています。それぞれの頑張りが、私にとっても力になっていますし、また違った形で、どこかで会えると信じています。それを待ち望んで今後も頑張っていきたいですね」
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