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UPDATE|2023/09/17

いよいよ最終回『VIVANT』第9話 『ゴッドファーザー PART II』を彷彿とさせるテント結成秘話

『VIVANT』予告(公式YouTubeより)


最後の最後で、乃木が射殺したと思われていた別班工作員たちは実は生きていて、全ては別班としての潜入捜査だったことが明かされる。やはり、レオナルド・ディカプリオが暗黒街に潜り込む『ディパーテッド』(2005年)のような<潜入捜査官モノ>だったか。

貧困層の子供たちを救うことが目的だったとはいえ、テントはこれまで数々のテロ活動に関わってきた。おそらく乃木の目的は、“テントの最終標的は日本”という噂は本当なのかどうか、確かめることだったのではないか。だとすれば、ノゴーン・ベキが「祖国を標的にすることはない」と明確に否定したことから、日本の治安維持のために暗躍する別班がこれ以上テントに関わる必要はない。

そうなるとお話は終わっちゃう訳で、何らかの誤情報によってテントは日本を標的にしていると認識してしまい、別班と公安が入り乱れてテント殲滅作戦に取り掛かる、というストーリーはあり得ることだ。そしてテントと別班との間で板挟みとなった乃木が、自分を犠牲にして愛する者たちを救おうする…とか。

最終回を直前に控えて、筆者には悲劇的な結末しか思い浮かばない。願わくは、その想像が間違っていますように!

【あわせて読む】『VIVANT』潜入捜査官モノとしての面白さに満ちた第8話
AUTHOR

竹島 ルイ


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