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UPDATE|2023/10/02

乃木坂46、4期生・松尾美佑が座長のアンダーライブ3DAYSを開催「この13人が自慢で大切」

乃木坂46「33rd SGアンダーライブ」



今回のアンダーライブでは「ジコチュープロデュース in アンダーライブ」と題し、メンバーの新たな一面や隠れた魅力を伝えるため、日替わりでのセルフプロデュース企画を用意。初日は冨里奈央、阪口珠美、黒見明香、吉田綾乃クリスティー、2日目は奥田いろは、佐藤楓、矢久保美緒、清宮レイがさまざまな手法を凝らして自身の個性を発揮させたが、最終日は小川彩、向井葉月、中西アルノ、佐藤璃果、松尾美佑の5人が「ジコチュープロデュース in アンダーライブ」にチャレンジした。

小川はメンバーとともに『悲しみの忘れ方』をピアノ弾き語りしたかと思えば、『スカウトマン』ではキレのあるヒップホップダンスを披露。向井は情熱的なダンスをフィーチャーした『不眠症』、素直な歌声をまっすぐ響かせた『僕が行かなきゃ誰が行くんだ?』で自身の強い乃木坂46愛をアピールしてみせる。

中西は歌やダンスなど巧みな表現力を駆使して『〜Do my best〜じゃ意味はない』『命は美しい』に新たな魅力を注ぎ込み、佐藤璃果は『ゴルゴンゾーラ』『ぐるぐるカーテン』で彼女が持つ生粋のアイドル性を遺憾なく発揮。

「ジコチュープロデュース in アンダーライブ」企画の大トリを務めた松尾は、『転がった鐘を鳴らせ!』でシンデレラを思わせるミュージカル調の演出で華やかなステージを作り上げたかと思えば、『大人たちには指示されない』では長身を活かしたダイナミックなダンスで会場を興奮の渦に巻き込んだ。

また、「ジコチュープロデュース in アンダーライブ」の合間には、クールな側面を打ち出したパートも用意。『女は一人じゃ眠れない』では最年少の小川がセンターに立ち、大人びた表現で観客をノックアウトさせると、中西センターの『Route 246』では彼女の歌唱力の高さも存分に発揮されたパフォーマンスで会場を沸かせる。さらに、向井のソロダンスをフィーチャーした『Against』では、彼女を筆頭にメンバー全員の気迫溢れる表情とパフォーマンスで、オーディエンスを圧倒させた。

ライブ後半戦では『シークレットグラフィティー』『自惚れビーチ』を通じてクラップや歌で観客と一体感を作り上げ、『口ほどにもないKISS』でこの日何度目かのクライマックスを迎える。さらに、アンダーライブに対するメンバーの言葉をコラージュした音声に続き、『日常』や『ここにいる理由』『届かなくたって...』『Under’s Love』と新旧のアンダーナンバーを交え、会場の熱気は最高潮に到達。

その後、座長の松尾が今の率直な思いを口にする。ライブが好きな彼女だが、当初は気持ちを言葉で伝えることが苦手なため、自身はライブに向いてないのではと感じたという。しかし、「ライブをしているときはとても楽しくて、そんな小さな悩みが吹き飛ぶくらい」と本音を吐露。

「このメンバーだったから今日まで楽しみながら、のびのびとやれてこられました。この13人が自慢で大切だから、今日が終わってしまうのが寂しい。でも、今日が終わっても皆さんには一人ひとりの魅力を見つけ続けてもらいたいです。きっと今よりもっともっと好きになるに違いありません。それぐらいこのメンバー全員のことが、私は自慢です」と告げ、『踏んでしまった』を披露。

「真夏の全国ツアー2023」でも披露され続けてきたこともあり、センターに立つ松尾を筆頭に13人のパフォーマンスは自信に満ち溢れたもので、激しさの中にも繊細さが散りばめられた高難度のダンスを見事に表現。客席から一際大きな声援が送られる中、ライブ本編は幕を下ろした。

CREDIT

文/西廣智一


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