FOLLOW US

UPDATE|2023/10/14

たしろさやか、ギャラ未払いやコロナ禍…波乱万丈な日々を変えた動画配信

たしろさやか 撮影/たむらとも


フリーになってからはAbemaTVの麻雀番組出演を始め、麻雀関係の仕事も増えた。

「ホリプロを辞める直前ぐらいに、私と小島瑠璃子ちゃんで一緒にやっていた『田代県立小島高校』(アイドル専門チャンネルPigoo)という番組で、プロ雀士になろうという企画があったんです。そのときに初めて麻雀のルールを知って、やってみたら、めちゃくちゃ面白くて。もちろん1回の企画でプロになれる訳はなかったんですけど、プライベートでも麻雀をやるようになって。

今はMリーグもあって、タレントからプロ雀士になる方も増えましたが、私が麻雀を始めた7、8年前は、まだ麻雀を打てる女性タレントは珍しかったんです。打てたとしても公言している人が少なかったので、自分の特技として活かせると思って麻雀が好きですと口に出していたら、麻雀の番組に呼んでもらえるようになって。2019年と2020年には『新春オールスター麻雀大会』(AbemaTV)で決勝まで進出しましたし、麻雀店のイベントなどにも呼んでいただけるようになりました」

ポコチャと麻雀が、さらに新たな仕事を引き寄せた。

「たしろさやかと麻雀が打てるという、麻雀店のイベントがあって。私のポコチャのリスナーさんが来てくれたんですが、その方のご家族がオートレースの番組に携わっていて、『良かったらオートレースの番組に出てみませんか?』と繋いでくださったんです。リスナーさんからお仕事をいただいた珍しいパターンです。振り返ってみると、私は人の縁に恵まれているんですよね。2021年に出したデジタル写真集『愛の波濤』も、編集の方が、過去に私が伊集院光さんのバラエティー番組に出ていたのを見て、いずれ一緒にお仕事をしたいと思ってくださったらしくて、このタイミングで声をかけていただいたんです」

デジタル写真集『愛の波濤』は、たしろにとって9年ぶりのグラビア挑戦だった。

「写真集の撮影に初めて体を絞りました。もともと二十代の頃よりは5,6キロ体重が落ちていたんですけど、痩せようというより、引き締めることを意識しました。9年ぶりですけどブランクは感じませんでしたね。俳優をやりたいとホリプロを飛び出したんですけど、やっぱり私はグラビアに向いているんだなという感覚がありました。ニーズがあれば、これからもグラビアはやっていきたいですね」
AUTHOR

猪口 貴裕


RECOMMENDED おすすめの記事