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UPDATE|2023/11/21

『時をかけるな、恋人たち』が伏線回収モードに、40年前へ駆け落ちして出会ったのはまさかの両親

廻の母・凪(森カンナ)と父・卓(村上淳) 『時をかけるな、恋人たち』第6話



実はこの日は、父と母・凪(森カンナ)がビーチで偶然出くわし、結婚するキッカケとなる運命の日。だが天野を絶賛ナンパ中の卓の姿を見てしまったら、結婚どころではない。そうなると時間のパラドックスが生まれてしまい、廻はこの世に誕生しないことになってしまう。自分をこの世に存在させるため、父と母を巻き込んで奔走する姿は、完全に映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985年)的展開だ。

捻り出したのは、卓には10分前にタイムスリップしてもらい、ナンパが見つかる前に凪の前に現れて、何とかその場を切り抜けるというバクチ的作戦。どうにかこうにか、辻褄を合わせることに成功する。同一時間の世界線に同一人物がいるのって、どうなんだ?という気もするが、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でもマーティ・マクフライが超至近距離で自分を眺めるシーンもあったから、たぶんそれ自体は問題ないのだろう。

最後には、母親もタイムトラベルでビーチに向かったことが明かされる。廻は自分自身の辻褄わせによって生まれた子供だったのだ(それが彼女の名前の由来にもなっている)。となると廻のこれまでの人生は、彼女が歴史に介入した結果だったのか?何ともアタマが破裂しそうな展開だが、おそらく次回以降は彼女のこれまでの人生を観察する話になっていくことだろう。

第3話では、初恋相手だった諸星(ラランド・ニシダ)から「あの時手紙くれたやろ?」と、渡していないラブレターについて言及する場面があった。その理由もきっと明かされるはず。『時をかけるな、恋人たち』は伏線回収モードに突入した。

引き続き、第7話以降の<恋の超展開>に超期待であります!

【あわせて読む】村上淳&森カンナ演じる廻の両親も登場、『トキコイ』第二章“恋の逃避行編”がスタート
AUTHOR

竹島 ルイ


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