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UPDATE|2023/11/22

『ブギウギ』「ワテの知らんスズ子をキヌが知るんは耐えられへん」スズ子と実母へのツヤの切実な思いに涙

左から、花田梅吉(柳葉敏郎)、花田ツヤ(水川あさみ)。 花田家・寝室にて。梅吉にスズ子へのあるお願いをするツヤ。  写真◎NHK

趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第38回が22日(水)に放送され、六郎(黒崎煌代)が東京のスズ子(趣里)の元へ。あふれだす六郎の本音に涙が止まらない15分となった。

【写真】出征前にスズ子と話す六郎、ほか『ブギウギ』第38回場面カット【5点】

『ブギウギ』は、「東京ブギウギ」で知られる歌手・笠置シヅ子をモデルにした物語。ヒロイン・花田鈴子が、戦後の世の中に人々を楽しませ、励まし、生きる活力を与え、歌で日本中をズキズキワクワクさせるスター歌手・福来スズ子へと成長する姿を描く。

スズ子に会いに東京にやってきた六郎。久しぶりの再会だが、喜ぶだけではいられない。六郎はスズ子に、ツヤ(水川あさみ)の病状があまり良くないことを伝える。いつも無邪気で鈍感にも見える六郎だが、梅吉(柳葉敏郎)やツヤの様子からただ事ではないことを感じ取っていたようだ。

六郎は続けて、自分自身も戦争に行くことが怖いと本音を打ち明けた。「どないなって死ぬんか思うと、頭おかしなりそうなるんや」「わい、死ぬときに一人はいやや」「怖いの好かんねん」…ツヤの心情とも重なる六郎の言葉に、スズ子は涙を浮かべる。二人は抱き合い、夜を過ごしたのだった。

一方、実家ではツヤも梅吉に「今後もスズ子と実母・キヌを会わせたくない」と本音をこぼしていた。「これから生きていくワテの知らんスズ子を…キヌが知るんは耐えられへん」「性格悪いやろ」と話すツヤの切実な思いに、梅吉は「ツヤちゃんはやっぱり最高の母親や」と優しい言葉を掛けた。

六郎を見送ってしばらくしたある朝、スズ子の元に電報が届く。そこにあった「ハハキトク」の文字に、スズ子は思わず腰を抜かしてしまった。大阪に帰りたい、と思いがよぎるも今日もスズ子は舞台に立たなければならない。スズ子は、幼いころにツヤに言われた言葉を思い出し、ステージに立つ覚悟を決めた。

それぞれの思いと覚悟があふれた第38回に、視聴者からは「今日も涙なしには見れない回だった」「スズ子、六郎、ツヤ、梅吉。それぞれの胸の内を思うだけで泣けてきた」「六郎も本音をこぼせる相手は姉のスズ子だけなんやね」「母の危篤…悲しみが、覆い被さってくる…」と多くの声が集まっていた。

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