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UPDATE|2023/12/06

『ブギウギ』2019年に楽譜が見つかった幻の曲『大空の弟』の一部が流れ話題に「明日は聞けるのかな?」

左から福来スズ子(趣里)、羽鳥善一(草彅剛)。 羽鳥家・玄関先にて。善一に苦しい心境を打ち明けるスズ子。 写真◎NHK

趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』(総合・月曜~土曜8時ほか)の第48回が6日(水)に放送された。終盤、週タイトルでもあった新曲「大空の弟」の一部分が流れ、SNSで話題に。「大空の弟」は2019年に楽譜が見つかった幻の曲ということもあり、多くの視聴者が関心を寄せていた。

【写真】服部善一(草彅剛)はスズ子に楽譜を手渡す、『ブギウギ』第48回場面カット【5点】

スズ子(趣里)が六郎(黒崎煌代)の死をまだ受け止められずにいる中、梅吉(柳葉敏郎)が突然香川に戻ると言い始めた。幼馴染の繊維工場が忙しく、手伝ってほしいと言われたのだという。唯一の家族である梅吉と一緒に居たいと、スズ子は梅吉を引き留めるが、梅吉の意志は固い。「一からやり直したい」と言う梅吉に、スズ子はポロリと「ほんまの娘やないからか」と呟いてしまった。

その夜、服部善一(草彅剛)の家を訪れると、そこには茨田りつ子(菊地凛子)の姿があった。羽鳥は、スズ子と茨田の2人で合同コンサートを開くという案を思いついていたのだ。半ば押し切られる形で開催が決定したものの、スズ子は歌をまともに歌えなくなってしまった自分に戸惑っていた。ツヤ(水川あさみ)を失い、六郎も失ったスズ子には、もう”バドジズ”できる力は残っていなかったのだ。

スズ子は、そんな自分の思いを羽鳥に伝えに行く。「六郎のことやら色々浮かんで、喉が詰まるんです」「ワテにはもう歌もない」スズ子の気持ちを受け止めた羽鳥は、スズ子に楽譜を手渡した。タイトルは「大空の弟」。優しくも強く、柔らかくも意志を感じるそのメロディに、スズ子は「ええ歌ですね」と涙を流した。

ほんの数小節だけだったが、羽鳥のピアノ演奏によって披露された「大空の弟」。2019年に楽譜が見つかり、まだ音源が公開されていなかった幻の曲に、視聴者からは「ピアノの旋律で泣けた」「明日聞けるのかな?どんな曲だろう」「最高の贈り物」と多くの関心の声が寄せられていた。

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