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UPDATE|2024/02/02

櫻坂46 小林由依の卒業コンサート開催「私が存在している意義、理由を皆さんのおかげで知れた」

櫻坂46 (C)上山陽介


続いて、スクリーンには欅坂46時代から現在に至るまでの思い出の写真や小林からのメッセージが投影される。そして、たくさんの花をあしらったドレスを着た小林がステージに登場し、メンバーや家族、スタッフ、Buddiesに向けて感謝の言葉を送る。三期生に対して「入ってきてくれてありがとう」と伝えると、二期生には欅坂46時代に感じた申し訳なさを口にしつつ「どんどん先頭に立って引っ張る存在になると思うんですけど、責任感はみんなで分け合って、みんなで櫻坂をどんどん愛されるグループにしていってくれたらうれしいです」と告げる。

そして、同期の一期生には「8年半本当に毎日一緒にいて、喜怒哀楽全部の感情を共有し合った仲間なので、これからも楽しんで幸せに活動していってくれたらうれしいなと思います」と優しい言葉をかける。

さらに、Buddiesに向けては「私が存在している意義、理由を皆さんのおかげで知れた。そんなに大それた人間じゃないのに、ひとりの人間に影響を与えるような活動をしているんだなという気持ちと、自分がそこに存在していたという誇らしさでいっぱいです。私が私でいさせてくれて、本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えた。

「8年半すごくつらかったことももちろんあるんですけど、皆さんとこうやってライブでいたことも楽しかったですし、普通にメンバーと楽屋にいる時間も楽しくて。そういう時間が私にとっての青春だったなと思います。皆さんも、皆さんの中での青春を思い出したときに、小林由依というのがいたなって思い出してくれるだけで、私は幸せですし、皆さんの記憶の片隅にちょこっといたらこれからもうれしいなと思います」と挨拶を締め括った。

その後、同期の上村莉菜、齋藤冬優花とのトークを経て、「もうひとり一期生がいますよね。今日は来てくれました!」と休業中の小池美波をステージに招く。小林のアイドルとしてのラストステージを見送りつつ、一緒に同じ場に立ちたいという思いから駆けつけた小池は、同期の3人とともに『タイムマシーンでYeah!』をフロートに乗って笑顔で披露した。

メンバーがステージに勢揃いすると、休演予定だった三期生の小田倉麗奈と的野美青も姿を現す。すべて満足し切った小林を前に、山﨑は涙を交えながら「私は小さい頃からずっと欅坂を見ていて、すごく憧れていて。すごくキラキラしている、そんな方の隣で歌って踊れていることがすごく幸せで。次のシングルからは由依さんと一緒に踊れないのが不安でいっぱいなんですけど、卒業されて外から見たときにちょっとは強くなったのかな、大きくなったなと思ってもらえるように頑張りたいですし、これからの由依さんの人生がもっともっと幸せにあふれる人生であってほしいです」と告げる。

続いて田村保乃が「加入して一緒に活動して、同じとか一緒ってことがすごく増えて、それが本当にうれしくて。私たち後輩にとってはその時間が財産で、今日も最後の最後までたくさん学ばせていただくことがあったので、ゆいぽんさんが最後まで愛した櫻坂をこれからは私たちがつないでいきたいです」と語り、最後にキャプテンの松田里奈が「私たちには由依さんの背中を目指していけばいいんだという思いがあるから、そこに向かってそれぞれが高めていけば、由依さんが見せてくれたものがこれからの櫻坂に活きてくると思う。不安を乗り越えて、みんなで力を合わせて、ゆいさんの期待を越えられるような活動をしていきたいと思います」と締め括った。

最後に全員で『櫻坂の詩』を歌唱すると、エンディングでメンバーから小林へお祝いの花をプレゼント。的野や森田が各期を代表して、一期生は上村、小池、齋藤が個々に思いを届けた。そして、桜ピンクに染まった客席に向けて深々とお辞儀をして、小林はステージをあとにし、約3時間にわたる「小林由依卒業コンサート」は幕を下ろした。

大きな転換期を迎えた櫻坂46だが、このあとも8枚目シングル『何歳の頃に戻りたいのか?』のリリースや全国アリーナツアーが控えている。ここからの活動で、より進化した櫻坂46の姿を目撃できることに期待したい。

(文/西廣智一)


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