趣里が主演を務めるNHK連続テレビ小説『ブギウギ』（総合・月曜～土曜8時ほか）の第94回が14日（水）に放送され、スズ子（趣里）が幼馴染で親友のタイ子（藤間爽子）に再会。だが、タイ子に「どなたさんでしょう」と他人のフリをされてしまった。
【写真】おミネを演じる田中麗奈、ほか『ブギウギ』第94回場面カット【5点】自分の誤解を解くために、おミネ（田中麗奈）に会いに有楽町のガード下にやってきたスズ子。だが、おミネはスズ子との話し合いを拒否し続け、「戦争で家族を亡くし、亭主を亡くし、金もない、食い物もない」「お気楽に歌ってるアンタとは立場が違うっつってんだよ！」とスズ子を追い返そうとする。
だが、スズ子も言われっぱなしではいられない。「病気でお母ちゃんが死んで、戦争が弟が死んで、しまいには一番大切な人まで結核で死んでしもた」「ワテかて必死や」。涙を流しながら胸の内を口にしたスズ子。おミネたちはそんなスズ子を受け止め、お互いの存在を認めあえることができた。
あくる日、スズ子は靴磨きの少年・達彦（蒼昴）が喧嘩に巻き込まれてい入るところに遭遇。達彦はせっかく稼いだお金を取られてしまい、さらには足を怪我してしまっていた。心配したスズ子は、達彦を家まで送り届けることに。
達彦の家に着くと、そこには着物姿で咳き込むタイ子の姿があった。スズ子は「タイ子ちゃん！久しぶりやな！」と思わず近寄り声をかける。しかしタイ子はスズ子の方を見ようともしない。そして強い視線でスズ子を睨みつけると「帰って」「スターさんには関係あらへん、施しを受ける義理はありません」とスズ子を追い出してしまった。
おミネたちと分かり合えた一方で、タイ子には拒絶されてしまったスズ子。視聴者からは「話を聞いて理解を示してくれるおミネさん達優しい」「昔幸せだった時代の友達と顔合わせたくないっていうタイ子ちゃんの気持ちわかる」「全員の辛そうな表情が胸にどんと来た」など、それぞれの立場に「共感できる」と沢山の声が寄せられていた。
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