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UPDATE|2019/12/06

AKB48黄金世代と呼ばれて…山内鈴蘭、9期生を語る「痛いことを言ってくれたのも、救ってくれたのも同期だった」

山内鈴蘭 撮影/佐藤佑一


この秋、大場は舞台「ハケンアニメ!」の稽古と本番に向き合っていた。横山も舞台「仁義なき戦い~彼女(おんな)たちの死闘篇~」に挑んでいた。2人も主役だ。

山内「SNSを見ているとみんなの活躍が目につくから、私も頑張らないとって刺激をもらっています。それに、10年経っても、こうして好きなことをお仕事にできているって素晴らしいことじゃないですか。そんな今に感謝しなければいけません」

ファンには知られていることだが、9期生の関係はちょっと複雑だ。推され/干されもあった。仲がいい/悪いもある。島崎遥香は、「島田のことが苦手だった」とハッキリ公言している。それ以外のメンバーの間にも感情の糸が複雑に絡み合っている。そんな関係は、10年という時間の経過とともにどう変化したのか。

山内「美奈と由依ちゃんはずっと仲がいいんです。私と美奈はSKE48に移ってしばらくしてから仲よくなりました。由依ちゃんと私が仲よくなったのは2年前から(笑)。3人はそんな関係です。というのも、以前の私は一匹狼だったんです。それは、私がゴルフをやっていたからなんですよね。ゴルフって個人競技だから、一人でいることが怖くないんですよ。昔の私は自分のことしか見ていませんでした」

鈴蘭はソロプレイヤーだった。48Gはグループアイドルだから、ファンはグループやチームに貢献するメンバーを好む傾向がある。集団の中にあって、鈴蘭は時に浮いているようにも見えた。だが、年齢を重ねた鈴蘭の心は自然と変化していく。

山内「由依ちゃんは私のこと、ずっと苦手だったと思います。だけど、2年前に9期生の8周年公演を開いた時、久しぶりにゆっくりと話す時間がありました。そこで私は、『SKE48で頑張ってるよ。ゴルフのレギュラー番組を持つ夢だって諦めてないよ。芸能界で花を咲かせるために、もう一度頑張り直すから』と話したんです。すると、由依ちゃんは、『鈴蘭も大人になったね』と喜んでくれました。『ウチらも大人になったよね』なんて話しているうちに和解しました(笑)」
AUTHOR

犬飼 華


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