放送初回に「オトナの土ドラ」シリーズ最高視聴率を獲得、連ドラ9年ぶり主演の池脇千鶴の等身大の演技が共感を呼んでいる『その女、ジルバ』。池脇演じる笛吹新が、40歳の誕生日に自分を変えるために超高齢熟女BAR「OLD JACK&ROSE」に飛び込み、新米ホステス“アララ”として働き始めたところから物語が始まる。
【関連写真】池脇千鶴の徹底した役作りが話題に、『その女、ジルバ』場面カット試練を乗り越えながら、熟女ホステスらに感化されて前向きに人生を歩み始める新(池脇)。BARの先輩ホステスには、エリー役・中田喜子、ナマコ役・久本雅美、ひなぎく役・草村礼子と、個性豊かな“熟女ホステス三人娘”が脇を固める。現場でもとても仲良しだという3人に、それぞれの役の印象やドラマの見どころのラインダンスのエピソード、長きにわたり活躍されている秘訣を聞いた。
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――改めてご自身の役柄についての印象などをお教えください。中田 今回演じるエリーのようなコメディ要素のある役は初めてで、原作を読ませていただいてからいろいろと考えながら撮影に臨んでいます。とても楽しく演じています。
久本 エリーさん、すごく可愛いです。
中田 エリーは乙女チックな部分とおばさんの部分を持っているので、その両方をバランスよく出していけたらと思っています。
久本 私の演じるナマコはとてもしっかりしている人。でも、親がいなくてジルバさんに育てられていた背景があり、そうした強さも演じていきたいですね。
草村 ナマコさんはとてもパンチがあって、エリーさんはとても可愛らしくて、私が演じるひなぎくはいつも真ん中でウロウロしているだけなんですよ。
久本 そんなことないです! 草村さんの声のトーンは優しいので、癒されます。本当に素晴らしいと思います!
草村 こうして、“よいしょ”してもらうじゃない? とても皆さん優しいのよ(笑)。
――BAR「OLD JACK&ROSE」の名物・ラインダンスのシーンもドラマの見どころのひとつです。草村 ラインダンスが初めてで、私が足を引っ張ってしまって…。
中田 台本には“プロのように踊っている”と書かれていて、本当に焦りました(苦笑)。
久本 私も皆さんと同じで四苦八苦していました。クランクインの前に少しお稽古をさせていただいて、携帯に振り付けの動画を入れてそれを確かめながら家でも練習して…。
中田 そうよね。
草村 私も動画を見ている時は“うん、うん”って、自分もすぐできるような気がするのですが(笑)。
久本 照明や撮り方を工夫していただいて、綺麗に撮っていただいています。監督さんが「エンターテイメント性を出したい」とおっしゃっていたのですが、上手いことごまかせていると思っています(笑)。
草村 見てくださったお客様が喜んでくださるような感じはします。自分のことは置いといて、よ?(笑)
久本 最後は顔でごまかします!