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UPDATE|2023/11/03

1回も食材に触らなくてもなぜ人気? "料理下手"安田顕とサンリオ・シナモンの"クセつよ"料理番組

“料理”が全く捗らない『シナモンと安田顕のゆるドキ☆クッキング』(YouTubeより)



第2話や第3話もずっとこの調子で、もしかしたら料理番組というよりは、シナモンに困らされる安田という構図の会話劇を楽しむコンテンツなのかもしれない。実際、番組の公式サイトでも「シナモンに振り回される安田顕の姿に思わずクスリ!」「『決まりに縛られなくてもいいんだ!』と、少しだけ胸が軽くなる。そんなお料理番組をシナモンと安田顕がお送りします」と紹介されていた。

ちなみにシナモンは「大きな耳でパタパタ空を飛ぶ」という特技があるが、この番組でのシナモンは空を飛ぶのをやめたらしい。理由は「地に足をつけていきたくて……」とのことだ。たまにシビアなことを言うシナモンも、全体的にゆるい雰囲気である同番組の程よいスパイスとなっている。

ところで安田といえば、以前は料理下手キャラとして有名だった。例えば昔番組の企画でサンドイッチを作った際は、マグロをお湯と適量のワインで煮る工程で、ワインを“ストレート”で使う驚きの破天荒っぷりを披露。結果、できあがったツナはツナと呼べる代物ではなくなり、自身も味見をするなり「ひでーな、こら……」とこぼしていた。

そんな安田が料理番組に出るということで、感慨深く思っているファンも多い模様。はたして現在の安田は料理が上達しているのか。同番組のスタートにあわせて『女性自身』に掲載されたインタビュー記事では、「料理は得意か不得意かと聞かれたら不得意です」と答えていたが……。

今のところはシナモンがボケ、安田がツッコミという形で進行しているが、もしかしたらボケとツッコミが逆転する展開もあり得そうだ。ダンディで格好いい“俳優・安田顕”も素敵だが、“平成の怪物”と呼ばれたバラエティ適性100点満点の一面にも期待したい。

なかなか料理は進まないものの、「もう一生ロールキャベツを作っていてほしい」とさえ思ってしまう程の独特な中毒性がある『シナモンと安田顕のゆるドキ☆クッキング』。『ちいかわ』や『モルカー』のような作品が求められるストレス社会の現代には、ぴったりの料理番組なのかもしれない。

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